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ベースが原因で生じたソフトフット

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以前の投稿でもご紹介している通り、ソフトフットは適切なアライメントを妨げ場合によって機械の寿命を縮めることにつながってしまいます。

ソフトフットの原因はいくつかあり、心出し対象の脚部だけでなく取り付けを行うベース部分の状態によって生じることがあります。

こちらの画像をご覧ください。画像内のモーターを心出ししたところ、ソフトフットが生じていることが判明しました。何が問題であったかわかりますか。

今回の問題はベースに中空の角パイプを使用していたことに起因していると考えられます。角パイプは

といった要因でベースに適していない場合があります。今回はベースに溶接をしていたのですが、その際に変形したため脚部を取り付ける面が平面となっていなかったと考えられています。

ソフトフットの形態は上図の通りいくつか考えられますが、脚部とベースは「平行」であるもののきちんと接地しない状態と、一部のみ接地しているが「角度」がズレているために全面が接地しないという状態が考えられます。今回はベースの変形により両方のズレが合わさった複合状態のソフトフットでした。

今回は修正した上でアライメントを完了することは出来ましたが、構造上の問題はアライメント作業を困難にします。また、一度設置して終わりではなくメンテナンス時に再度アライメント作業が必要となる場面も生じます。

問題を完全になくすことは難しいかもしれませんが、様々な過去の経験から問題が起きにくいような設計を心掛けることが重要です。今回の場合は中空パイプをベースに使う場合にソフトフットの問題が生じる可能性をきちんと考えておくことが大切です。その時だけでなく後々のメンテナンスまで見越した設計が重要であり、我々は振動監視装置アライメントツールによってメンテナンス作業をお手伝いいたします。